読書備忘録、そして購入品

役に立たない個人的読書の備忘録と、『いつも、何かしら買ってしまっているなー』と振り返るブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021/3/5「烏金(からすがね)」西條奈加

婆さんが溜め込んだ金、いただくぜ!因業な金貸し婆・お吟のもとで押しかけ居候を始めた浅吉。職がないという浅吉 は、金貸し業の手伝いを申し出た。浅吉は、新しい発想で次々と焦げ付いた借金 をきれいにし、貧乏人たちを助けつつ利益を上げていく。 しかし…

2021/2/21「COW HOUSE」 小路幸也 ………私もこのHOUSEに住める(笑)

[ この家は、みんなの居場所。25歳、ワケあって窓際族。仕事は、会社所有の豪邸の管理人。なぜか集まってきたのは丑年の面々。 飛ばされて会社所有の大豪邸の住み込み管理人となった25歳の「僕」は、無人のはずの屋敷に次々と現れるワケありの人々に戸惑い…

2021/2/20 「まるまる毬」 西條奈加

お君ちゃん、今日の菓子はなんだい? 江戸は麹町の菓子舗「南星屋」。繁盛の理由は、ここでしか買えない日本全国、名菓の数々。若い時分に全国修業に出、主の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。娘のお永、孫のお君と親子三代、千客万来。でもこの一家、実…

挫折した本「寂しい写楽」宇江佐真理

寛政の改革令に反旗を翻した浮世絵板元の蔦屋重三郎は歌舞伎役者の大首絵刊行を試みる。喜多川歌麿の離反にあい、絵師探しが難航するなか、突然現れたのが正体不明の東洲齋写楽という男だった。助っ人に駆り出されたのは不遇の日々を送っていた山東京伝、葛…

2021/1/30 偉大なるしゅららぼん -万城目学-

「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」の人気作家・万城目学による同名小説を、濱田岳と岡田将生の主演で映画化。滋賀県琵琶湖畔に位置する石走(いわばしり)の町には、代々不思議な力を伝承する日出一族が江戸時代から現存する城に暮らしていた。分家…